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大学職員の有休消化率に関する多様な実態

当ブログでは大学業界の福利厚生や賃金体系について何度かご紹介してきましたが、今回は大学職員の有休消化率についてデータを考察してまいります。休む権利はあっても行使が難しいというのが日本的な労働環境ですので、筆者自身も勤務先の同僚も気兼ね無く有休を使える雰囲気では到底ありません。ところが、各大学の有休消化率に関して様々な実態を示すデータを発見しましたのでご紹介いたします。例によってご関心があれば続きをご覧ください。

まずは出典のご紹介から。

VORKERS
http://www.vorkers.com/

VORKERSは有名企業で働く人たちによるクチコミサイトです。企業風土などお堅めの情報のほか、年収・給与制度やワークライフバランスなど、その会社に入社・転職しようとする人には気になるであろう情報が掲載されています。

VOKERSを検索してみたところ、民間企業だけでなく、多くの有名大学について情報提供されていることが判明しました。その中から、残業時間・有休消化率を抜粋したものがこちらです。

左から大学名、残業時間、有休消化率、クチコミ件数となります。

東京大学 43時間 44.3% 35件
慶應義塾 32時間 44.0% 29件
早稲田大学 24時間 64.0% 24件
(参考:早稲田大学アカデミックソリューション 60時間 80.0% 1件)
明治大学 14時間 78.3% 6件
法政大学 -時間 90.0% 1件
中央大学 70時間 20.0% 1件
上智学院 20時間 90.0% 1件
東京理科大学 35時間 37.5% 5件
日本大学 56時間 7.0% 5件
東洋大学 54時間 33.8% 5件
専修大学 60時間 10.0% 1件
大東文化大学 10時間 100.0% 1件
帝京大学 7時間 55% 5件
関西大学 30時間 10% 1件
関西学院 20時間 85% 1件
同志社 27時間 85% 2件
立命館 10時間 59.6% 14件
京都産業大学 60時間 40.0% 2件
近畿大学 27.0時間 33.3% 6件

だいたいの目安として、有休消化率40%なら年末年始と夏期休暇期間を除いて月1日のペースで有休が取れるイメージです。80%だと月2回も休めることになります。あるいは、閑散期となる7月下旬から9月初旬にかけて、ドカンと有休を消化しているのかもしれません。

大学ごとに数字をチェックしてみると、多くの大学で有休消化率が40%を超えています。ここは仕事が忙しそうだなと勝手に思っている早稲田と立命館も、むしろ有休消化率が高いグループ。法政大学はクチコミが1件と少ないが、さすがの90.0%。働きやすいとの評判は本物かもしれません。

逆に、最も有給消化率が低いには日本大学の7.0%。年間20日の有休があるとして、1.4日ということになります。これがクチコミ5件の平均ですから、有休0日という人もいる可能性があります。日本大学は事務職員の応募条件がかなり閉鎖的だった記憶があるので、何か特殊な事情があるのかもしれません。

おすすめします

「大学とは何か」という書名のとおり、歴史的・法律的・文化的なアプローチから、「大学」のアウトラインを描き出した名著。前提知識無しに読める敷居の低さも推奨の理由です。