大学職員の採用情報を検索する方法として、当サイトでも実践している(いた)方法論を列挙していきます。もし未公開求人案件を見つけた方がいらっしゃれば、こちらから情報提供いただければ幸いです。
なにはともあれ「Google」検索
大学職員の採用情報を検索するにあたり、Google検索は最重要です。
個別大学の採用ページや大手求人サイトなど、情報源は無数にありますが、結局のところ、インターネット上に公開された情報です。
インターネット上の公開情報は、すべてがGoogle検索に集まります。
つまり、Google検索を駆使すれば、大学職員の採用情報を網羅的に抽出できるはずです。Google検索は日々進化していますから、ぜひ使いこなしましょう。
完全一致検索
検索ワードを ” “(ダブルクオーテーション)で囲むと、「完全一致検索」になります。
“事務 職員 採用”
単に「事務職員採用」というワードで検索すると、「職員採用」というワードだけ部分一致した検索結果もヒットしてしまいます。無数にある求人情報の中から、大学事務職員の公募情報だけを抽出するためには、ぜひとも完全一致検索を使いこなしたいところです。
これに「大学」という検索ワードを組み合わせてみます。
コピペして使ってネ!
“事務 職員 採用” 大学
この検索ワードをコピペしてGoogle検索すると、かなりピンポイントに、大学事務職員の採用情報を抽出できるはず。これが完全一致検索です。
期間指定
Google検索の使いこなしで、もう一つ重要なのが「期間指定」です。
というのも、公募による大学事務職員(専任職員)の採用には、基本的に応募期限があります。すでに応募期限が過ぎた採用情報は無意味ですから、検索条件に期間指定を入れることで除外しましょう。
具体的には、Google検索画面で「ツール」をクリックすると、「期間指定なし」というプルダウンメニューが現れるので、任意の検索期間を指定してください。
ここで一つ注意点として、Googleは世界中のウェブサイトをリアルタイムで監視しているわけではないので、その日にアップされたばかりの情報が検索結果として表示されるとは限りません。期間指定は1週間くらいの幅をもって設定したほうがよいと思います。
就活情報サイト
Google検索が「網羅性」で優れるのに対し、「効率性」を重視するなら就活情報サイトです。
近頃では、就活情報サイトに求人広告を掲載するだけでなく、サイト上でエントリー受付を兼ねるケースも増えています。
公開求人サイト
新卒者
かつては日経就職ナビが第三勢力でしたが、現在は下記2サイトで概ねカバーできます。
- リクナビ
- マイナビ
リンク先URLが毎年変わるためハイパーリンクは設定していませんが、新卒就活生なら100%に近い割合で登録済みですよね。
新卒者は有名大学だけでも面接日がバッティングするほど応募先が豊富なはずなので、求人情報の検索に熱を上げるより、試験対策に専念することをお勧めします。
既卒者
なにも言わずに、マイナビとリクナビだけは登録してください。
公開求人サイトは、すべての大学職員志望者がチェックしています。この情報を取りこぼすことは、情報収集において一歩も二歩も出遅れることになりますから、まさに必須中の必須ということです。
ちなみに、転職エージェントのDODAも、公開案件をときどき掲載しています。こうした小さなところで出遅れないよう注意してください。大学業界への転職は「情報戦」です。
求人検索ポータルサイト
求人情報専門の検索エンジンも、大学職員の採用情報を探すうえで有力な武器になります。検索対象を求人情報に限定しているので、Google検索よりも絞られた結果が表示されます(ただし、網羅性という意味ではGoogle検索のほうが上です)。
これまで、「ハローワークインターネットサービス」から求人情報を検索するのは非常に困難(=非効率)でしたが、「ハローワーク求人情報」という民間の串刺し検索サイトができて便利になりました。
上記サイトで検索する場合、すでに検索対象が求人情報に限られていますから、検索ワードは「大学職員」や「学校法人」でいいと思います。
更新クローラーアプリの活用
Google検索とは別観点での検索方法が「更新クローラー」です。
耳慣れない言葉だと思いますので若干補足すると、Google検索が「検索ワードを含むウェブサイトを抽出」するのに対し、更新クローラーは「特定のウェブサイトの更新有無をチェック」します。
具体的には、A大学の採用ページを登録しておき、そのページに何か変更があればフラグを立てる、というのが更新クローラーの機能です。
更新クローラーについては、Rubyを使ってゴニョゴニョ自作という手段もあると思うのですが、手軽なところでは「ScriptBrowser K」のような公開アプリもあります。
こちらのアプリは、すでにサポートが終了されていますが、公式サイト上で配布が継続されています。また、筆者が確認したところでは、Windows10でも従来どおり使用が可能です。
更新クローラーの欠点は、個別大学の採用ページを一つ一つ登録するのが面倒だという点です。そのうち、全私立大学を網羅したインポートデータを配布できればと思案中です。
個別大学をローラー検索するなら
居住地からの通勤圏内にある大学など、特定少数の大学に絞って求人情報を検索するなら、個別大学のウェブサイトを巡回するのも得策です。
文部科学省の公式サイトに、全国公私立大学のリンク集が掲載されているので活用してください。
お粗末ながら以上です。