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優れたESを作成するためには「知らないことは書けない」という発想から脱却しよう

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大学職員採用のエントリーシートの中で、「あなたは事務職員としてどのような貢献ができますか」というテーマでの記述を求められることが多いかと思います。
私自身も転職活動時代に何度かそのテーマで作文をしましたし、新卒リポーター制度にご参加いただいた学生さんからの情報提供を踏まえても、そのあたりの採用傾向はあまり変わらないようです。

こうした設問に対して、新卒の方であれば大学で学んだこと、転職組の方であれば企業での経験をもとに、その大学の事務職員としてどのような貢献が可能なのか、実務経験が無いなりに精一杯の知恵を絞って文章を捻り出していくこととなります。
そもそも大学という組織や事務職員の業務について情報源が少ない中で、知識の断片と断片をつなぎ合わせ、自分がどのように組織内で機能していけるのか、できるかぎり地に足のついた意見を紙面に落とし込む必要があるのですから、たかだか1000字程度の作文ではありますが、それこそ神経をすり減らすような努力をされていることでしょう。

しかしながら、私自身も一度ならず経験したことですが、苦心の末に描き上げた自己PRをを見返してみると、どこか小さくまとまってしまっているというか、自分という人間の個性が見えてこないというか、要するにアピール性に乏しい文章になってしまっている、そのように感じることはないでしょうか。

上述のとおり、これから大学職員になろうとする方の立場では、情報量は非常に限られています。そもそも情報公開が進んでいない業界なのですから、それも無理はありません。そして、限られた情報の断片から、トンチンカンを避けるべく安全な文章を目指そうとすると、わざわざ主張する必要もないほど当たり前の文章しか書けません。
とりわけ中途採用においては、組織の中に新しい「風」を求めているわけですから、当たり前の発想を書いてみてもアピールにはなりません。

「知らないことは書けないじゃないか」という発想は捨てましょう。私は大学職員として何年も働いていますが、大学のことを知っているかと問われれば、自分が直接的に関わった分野のことしか知りません。だからといって「知らないからできません」とは言えません。
知らなくても行動できる意欲やタフネス、様々な知識を吸収しようとする貪欲さ、そうした人間としての個性を紙面に落とし込んでいってこそ、自己PRになるのではないか、ということを考えています。大切なことは、他の人には書けないような自己PRになっているか、ということです。

もちろん、そのような個性はエントリーシートを前に悶々と悩むだけで鍛えられるものではありません。日々の学生生活や職業生活において、実践的に身に付けていくものだと思います。毎日の生き方そのものが、優れたエントリーシートを書くための土壌にもなるでしょう。今できないことは、就職・転職してからも出来ないということです。

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