2016-01-01から1年間の記事一覧
組織の中で働く者にとって、出世とは日々意識せざるをえないものでしょう。それは大学職員とて例外ではありません。「俺は出世には興味はないよ」などと出世第一主義に鼻白んでみても、自分だけいつまでも肩書が付かないのは寂しいものです。 大学事務職員と…
読売新聞の人気コーナー「就活ON!グッジョブ」(6月14日朝刊号)に大学職員の仕事が掲載されておりましたので、適宜説明を加えつつ内容のご紹介をさせていただこうと思います。 今回記事で紹介されていたのは法政大学入試課の鷹觜美佳さん。現在は入試広報業…
大学事務局の組織とその業務は、大学業界未経験者にとっては馴染みの薄いものかと思います。たとえば、奨学金の受付事務を学生部が行っていることは事務分掌としては一般的ですが、ご自身で実際に奨学金を利用したことのない方にとっては、エッと思うことか…
大学特集はどこの出版社でも定番の人気記事のようで、たとえば、朝日新聞の「大学ランキング」、読売の「大学の実力」、東洋経済の「本当に強い大学」、週刊ダイヤモンドも同様の特集を組んでおります。 その中で、大学業界志望者向けのデータを掲載している…
現在、文部科学省は、学識経験者らを集めたプロジェクトチーム「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会」を組織し、大学に準じる新たな高等教育機関の制度化を検討しています。 当該の教育機関は名称未定の段階であるため、以下…
先日、現職職員のポポロンさんから、大学職員の地位向上に関してお便りをいただきました。 小生は大学運営や学校教育に強い関心を持っているつもりですし、大学職員として生きる日々に不満はありませんが、唯一、モヤモヤすることと言えば、大学内での「事務…
先日、ある転職情報サイトに「【管理職(課長級)】総合職 ※女性積極採用中」という見出しが掲載されておりました。求人元は言わずと知れた私学の雄、早稲田大学です。 早稲田大学は例年4月と10月に既卒者採用を行っているため、今年もそんな時期かと求人条…
この時期、多くの企業や官公庁等で、人事異動により新しい仕事を担当する方もいらっしゃるかと思います。わたしの勤務校でもご多分に漏れず、事務職員の配置転換は4月に集中します。部署異動となった職員はもちろん、同じ部署に残留する職員においても、業務…
ずいぶん以前に、ひろのぶbot氏のTwitterをリツイートしたところ、それに対するリツイートやお気に入りがけっこう多くて驚いています。主観的で感覚的な言葉なんだけど、妙に腑に落ちてしまう。そこが人の感性に訴えるのかもしれません。 せっかくなので、大…
連日連夜のように残業が続く、有給休暇を取るなど夢のまた夢・・・というビジネスパーソンの嘆き節をよく耳にします。完全に業務量がオーバーフローを起こしているような勤務環境ではお手上げかもしれませんが、日常の行動や心構えを少し変えるだけで劇的に…
今年の就活解禁日となる3月1日、各地区の国公立大学等試験実施委員会が一斉に、平成29年度の職員採用試験に関する要項を発表しました。試験の実施概要についてはこちらのページにまとめましたので、関心のある方はご覧いただければと思います。 さて、それに…
大学職員はもちろん、会社勤めの方であれば、職場や研修会などの場で、一度ならず「プロ意識を持て」と言われたことがあるかと思います。 「プロ意識を持つ」という言葉を、我々は当たり前のことのように受け止めてしまいがちですが、どうも本来の「プロフェ…
図書館職員は、施設としての図書館の運営と、図書館の資産である図書等の管理を主な業務としています。他部署の大学事務職員に比べ、業務の専門性が高く、また、アカデミックな雰囲気が感じられる点も特徴と言えるでしょう。 図書館職員の業務内容 資料の選…
専任職員は229倍の狭き門となることも・・・ 近年、大学職員が職業として人気化しており、雑誌などで度々取り上げられる機会も増えてきました。職業としての認知度が高まることは、より良い人材が集まることにもつながりますが、その一方で、応募倍率の極端…
大学職員へのスキルアップ支援 大学教員の指導力強化に向けたFD(ファカルティ・ディベロップメント)とともに、事務職員の能力向上を図るためのSD(スタッフ・ディベロップメント)にも注目が集まっています。大学での業務習得は基本的にOJTに任される部分…
わたしたちは「大学プロデューサー」である たしか立命館大学の採用ウェブサイトで「大学プロデューサー」という言葉を目にした記憶があるのですが、これはまさにその通りだろうと思っています。 大学教員が、たとえ事務職員よりも立場が上であろうと、各種…
丸腰で本番に挑む「なんでも屋」 セブンイレブンであれ東京ディズニーリゾートであれ、一流のサービス業には一流のマニュアルがあります。その場対応力が顧客満足の決め手であることに違いはありませんが、それも確かなマニュアルが土台にあってこそ為せるこ…
筆者自身をモデルとした大学職員の一日です。 4:30- 起床 朝型人間のわたしは、この時刻に起床することが多い。基本的に目覚ましアラームは使わない派。このブログを書いたり、本を読んだりして過ごす。 6:00- 朝食 家族が起き出してくるので、そろって朝食…
国立大学の第2期中期目標期間(H22-H27年)がまもなく完了を迎え、H28年度からの第3期へとバトンタッチされます。 第2期中期目標期間では、特に後半3年間の「ミッションの再定義」を巡って、国立大学から人文系学部を閉め出すかのような強い疑念を生み、この…
2020年に予定される大学入試改革については実施上の重要な課題を残しておりますが、1月29日に開催された高大接続システム改革会議(第10回)において記述式問題の採点に要する日数の試算が公開されました。 高大接続システム改革会議(第10回) http://www.m…
2016年1月20日に文科省内で「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会(第9回)」が開催されました。 この部会は大学と専門学校の中間的な位置づけとなる新しい教育機関を作ろうということを目的としており、新聞やニュース等を通…
中央教育審議会大学分科会大学教育部会(第41回)において、大学職員の雇用や働き方に関する調査結果が資料として配布されましたので概要をご紹介して参ります。 文部科学省ウェブサイト 大学教育部会(第41回)配布資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shing…
「大学職員の仕事は楽勝だ」という世間的なイメージに対して、前編では客観的要素(すなわち、仕事そのものの難易度)からアプローチを試みました。仕事そのものの難易度は個々人がどのような目標を立てるかで決定されるものであり、大学職員という職種を一…
大学職員関連の掲示板などを見ていますと、大学職員の仕事は楽なうえに給料が良いという趣旨の書き込みをよく目にします。 大学職員という職業について、「目標もノルマも無く、苦労やストレスとは全く無縁で、要するに民間企業に比べれば圧倒的に楽勝」とい…