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ゴールデンウィークに考える休暇のこと云々

わたしの勤務校でも昨日から連休に入りました。

カレンダーどおりの連休なので、机の上の積ん読(つんどく)を少しでも捌くことができればと目標は控えめに。 さて、私事は置いておいて、季節感を煽りつつ大学業界の休暇の話題について。例によってご関心があれば続きをお読みあれ。

製造業では10連休も珍しくないゴールデンウィークですが、大学業界はそれと無縁のはず。

というのも、半期15回の授業実施を文科省が厳格化したため。

日本は祝日が多いので半期15回の授業実施はなかなか難しく、祝日すら授業日に充てなければカリキュラムをこなせない状況。 大学生に祝日など存在しない!のが昨今の常識。まぁ、1年の半分は休みだけど。

あと、同じ理由から、休講したら必ず補講を行わせるため、教員もめったなことで休講にしなくなった。わたしが学生だった約20年前とは大違いだと、隔世の感をおぼえざるをえない。

ところで、大学職員は年間にどれだけ休暇があるのか。

信頼性の高い統計が存在しないけど、だいたい以下の範囲内におさまるはず。

授業期間:完全週休2日のところと、そうでないところ

夏季休暇:少ないところで5日、多いところで20日超

年末年始:6日~10日

土曜営業のある業界なので、完全週休2日か否かはわりと重要。完全週休2日なら休日の振り替えがあるため、トータルの休暇日数は変わらない。そうでない場合、夏期休暇を多めにするなどして、埋め合わせているのだろうか?逆に情報が欲しいところ。

夏期休暇はかなり幅が大きく、国公立大学と同様に5日のところから、私が知る限り最も多いところで28日という大学もある。28日については数年前の募集要項に掲載されていたのを見ただけなので、いまも同じかは不明。土日除きで28日も休むと、後期の履修登録の準備とか間に合うのだろうか。余計なお世話だけど心配になる。

年末年始休暇はお役所と同じく6日間(12/29~1/3)から、多いところでも10日間。逆に、カレンダーどおりや、5日を下回るケースは見たことが無い。ちなみにお役所の休暇日数は法律(行政機関の休日に関する法律)に定められているので、あまり役に立たないかもしれないけどご参考まで。 このように、盆暮れの休みは世間一般より恵まれていると思われ。

もっとも、フルに休めるかは部署にもよるし、人にもよる。有給休暇の消化率は、新聞の統計で見るような数字よりもかなり低いのが実態。大学職員、特に窓口系のポジションだと、そこに「いる」ことが仕事の一つでもあるので、授業期間中は休みづらいという事情も大きいのかも。

大学業界への就職を考えている人にとって、休暇日数は気になる情報かと。休暇日数は各大学の就業規則で定めているはずだけど、基本的にネットでは見当たらないはず。特に私立大学は情報公開に無関心なので。

ちなみに神戸大学はここまで(http://www.office.kobe-u.ac.jp/plan-rules/)学内規程を公開している。

ただし、日本私立学校振興・共済事業団(通称「私学事業団」)の資料室に行けば、各大学の規程集を閲覧できるかもしれない。詳細は下記リンクを参照のこと。わたしも行ったことが無いので、誰でも利用できるかも分からず、もし訪問するなら事前に問い合わせた方が無難かと。

私学事業団 私学情報資料室 http://www.shigaku.go.jp/s_joho1.htm

という感じでつらつら書きつつ、次回もよろしくお願いします。

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