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twitter脳で産官学連携をやってはどう?

姉妹ブログ「大学職員公募情報」はもう何年も前からtwitterに連携しています。 ツイート数は只今現在で3755件ですが、ブログ本文を自動的にツイートするよう設定しているので、特段の手間がかかっているわけではありません。 ツイートの内容は大学事務職員の求人情報が中心で、たまに気がついたことを備忘録がわりにツイートすることもあります。

twitterを使っていて実感することは、その発信力の強さです。自分からも発信できるし、他者からも発信される。ユーザーの関心分野を機械的に分析し、まったくの知らない者どうしをグイグイと結びつける。「キュレーションサービス」と言い換えることもできると思いますが、そんな商売臭い言葉を使うと逆に冷めますね。

twitterのユーザーは、自身のツイート板につぶやいているつもりで、実は機械が勝手に最適な掲示板に書き込んでくれているようなイメージです。そして、同じ掲示板に書き込みをしているユーザーを、自身のtwitter画面に表示してくれます。あくまでウザったく感じない程度に、その加減も絶妙なんだと思います。だからこそ、ユーザーはあくまで「個人的な」つぶやきのつもりで、twitterを使えるわけです。

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さて、前置きが長くなりました。twitterのシステム説明が本日のお題ではありません。 上の文章の中で「キュレーション」という言葉を出しましたが、いま大学業界においてキュレーション的な役割を期待されているのが産官学の連携です。 大学内の知的財産(特許など)を企業や行政サービスに利用してもらい、なおかつ、あわよくば研究費を出資してもらおう、というのが産官学連携の目的です。 そのためには提携先となる企業や行政機関を探すことから始めなければなりませんが、中規模以上の大学であれば専門の部署があると思います。学内の知的財産(だいたい理系ですが)を調べあげ、メーカーなどの企業に売り込んでいきます。

産官学連携というのは、言い換えれば「シーズとニーズのマッチング」ですが、このマッチング作業にSNS的な知恵を働かすことができないかと最近考えています。 SNS的と言っても、Twitterで情報発信しましょうという意味ではありません。技術を生み出すのも人であり、それを必要とするのも人ですから、シーズとニーズだけに視野を狭めるのではなく、人と人との結びつきに着目してはどうかということです。

私自身もTwitterを使っていて、さまざまな活用方法がある素晴らしいツールだと思います。そして、Twitterというツールそのものだけではなく、Twitter的なものの考え方も活用の幅が広いのではないかと感じ始めています。とりわけ大学という組織においては、人こそが全資産と言っても過言ではありませんから、特に効果が期待できると思っています。

 

 

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