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面接試験を気持ちで乗り切るための「3つの勇気」

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媚びない勇気

面接試験を受ける際、「なんとしても通過したい、させてください」というのが受験者のホンネであることは言うまでもありません。内定を獲得するために、わざわざ忙しい時間を都合して面接会場に足を運んでいるのです。面接官と世間話をしにきているのではありません。

一方で、面接官とのコミュニケーションにおいて、「面接を通過させてください」という気持ちが前に出過ぎてしまうと、自己アピールから自立性や主体性が失われ、無意識のうちに面接官への同調的態度を示すようになってしまいます。

面接を通過したい、面接官に気に入られたいという気持ちから、面接官の型枠に自分自身を当てはめる、すなわち、一般的な言葉を使えば「媚びる」状態に陥ってしまいます。

しかしながら、応募倍率が100倍を越えることも珍しくない大学職員の公募採用において、多数の応募者の中でせいぜい数名の内定者に選ばれるためには、集団の中で「立った存在」になる必要があります。

唯一無二の存在、と言うと大袈裟かもしれませんが、英語的な意味での「ユニーク」な存在として面接官から認められなくてはなりません。

立った存在、ユニークな存在として存在感を示すためには、面接試験での発言や主張に見どころが感じられるということはもちろん、その前提として、一個人としての自立性や主体性を保持することが大切です。

大学職員の面接試験という一発勝負の場で「媚びない勇気」を持つことは大変なプレッシャーです。

しかしながら、いくら媚びて面接官に気に入られようと、それにより得られるのは不快でない程度の好感にすぎません。

面接官の心の中にある好感の度合いは一つではありません。「Sランク確定、猛プッシュ」レベルのお気に入りもあれば、なんとなく悪くないという程度の微妙な心境もあります。媚びて得られる好感というのは、その中でかなり低いレベルの好感でしかないということを理解する必要があります。

かつて柔道に「効果」というポイントがありましたが、効果をいくつ取っても一本には遠く届かないように、面接官に媚びて媚びて媚びまくっても、倍率100倍の採用試験での一本勝ちには程遠いと言わざるをえません。

嫌われる勇気

面接試験においては、面接官による当たり外れが少なからずあります。
外見的に厳しそうな面接官もいますし、圧迫面接や露骨な意地悪を仕掛けてくる面接官もいるでしょう。

言葉尻の些細な点で揚げ足を取られたり、評価するつもりもないことを根掘り葉掘り問いかけられたり、志願者の熱意に水を差す発言で話の腰を折られるケースもあると思います。

このような苦い経験を繰り返すうちに、面接官に迎合しようという気持ちが意識下で芽生えてきます。迎合というのは、上でも述べた「媚びる」態度の一形態です。

迎合的態度で面接に臨んだ場合、面接の目的である自己アピールよりもむしろ、面接官に嫌われない、減点されない発言に終始してしまいます。面接後に「特に失敗は無いけど、手応えも無い」と感じる場合、もしかすると面接への不安に飲まれ、迎合状態に引きずり込まれている可能性があります。

プロ野球の投手が思い通りの投球動作ができないことを「フォームの乱れ」と言いますが、基本動作が一度乱れると、元の感覚を取り戻すことは容易ではありません。

これは採用試験の面接においても同じです。意識下に迎合的態度が染み付くと、自己アピールのための基本動作が乱れ、いつしかそれが習慣化し、悪いフォームが体に定着してしまいます。

一度や二度の失敗ではなく、失敗の原因が固定化してしまうことが問題です。

そのうようなことにならないためには、面接官の言動に関わらず、自分のスタンスを貫く勇気、迎合しない勇気、すなわち「嫌われる勇気」を持つ必要があります。

面接官との対人関係による不安が悪循環につながるならば、いっそのこと、「嫌われてもいいんだ」というくらいに腹をくくってしまいましょう。嫌われることを恐れなければ、相手に合わせなければならないという強迫観念からも開放されるでしょう。

誰にでも迎合すれば、誰からも嫌われません。しかし、そのような不自由な生き方をしている人もいません。嫌われるということは、人生において決して不自然なことではない、だから必要以上に恐れてはいけない、ということです。

いまこの瞬間だけに向き合う勇気

大学職員の採用試験だけに限らず、就職活動や転職活動には様々な悩みや不安がつきものです。

たとえば、出身大学名での不利益(いわゆる学歴フィルタ)を受けたらどうしよう、前職を辞めた理由を詮索されたらどうしよう、といった悩み。また、不採用だったらどうしようという不安は誰にだってあります。

こうした不安で頭が一杯になると、志望動機がまとまらない、面接が怖くなる、といった行動面での悪影響にもつながりかねません。

もしもいま、このような状況にあるとしたら、就職試験で最高のパフォーマンスを発揮することはできないでしょう。

出身大学だとか退職理由などは過去のことであり、採用されるか否かは未来のことです。

過去を変えることなどできませんし、未来の不安をいま心配することも不毛です。

過去や未来のことを気にすれば気にするほど、いまこの瞬間への意識がボヤけるのは当然です。

そのような心理状態でベストな自分をアピールすることができるでしょうか。

過去の負い目を頭の片隅に置きながら、自分自身の魅力を語ることができるでしょうか。

人間ですから過去や未来が気になるのは当然です。

わたし自身、転職活動に落ち続け、大学最寄り駅の改札で自宅に引き返そうと思ったことすらあります。

しかし、過去や未来に関する悩みや不安を頭から追い出さないかぎり、そして、いまこの瞬間だけに向き合う勇気を持たないかぎり、目の前のハードルを全力で跳び越えることはできません。

目の前の現実のみに焦点を合わせれば、余計なものは目に入らなくなるはずです。

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