大学職員の採用公募情報

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大学職員の一日

筆者自身をモデルとした大学職員の一日です。

4:30- 起床

朝型人間のわたしは、この時刻に起床することが多い。基本的に目覚ましアラームは使わない派。このブログを書いたり、本を読んだりして過ごす。

6:00- 朝食

家族が起き出してくるので、そろって朝食をとる。朝食後はテレビで情報番組を見つつ、新聞を流し読みする。インターネットで多くの情報が出回るが、やはり新聞とネットは異質なものなので購読はやめられない。ただし、新聞の購読料には販売店の利益が多く含まれており、ネットの普及とともに見直されるべきだとは思う。

7:00- 出勤

通勤スタイルはスーツの日もあれば、カジュアルな日もある。ドレスコードは普通の会社員に比べ格段に低く、ジーンズで出勤してくる人もいたりする。もちろんTPOだけど、その裁量の幅がかなり幅広いということ。

7:50- 出社

自席に到着。始業までは同僚と雑談したり、回覧書類に目を通したり、メールチェックなどしたりして過ごす。自身はあまり残業をせず帰宅しているので、メールソフトを開くと、いつも10件程度のメールが入っている。ちなみに、朝活や朝残業を取り入れているサラリーマンが世間では増加中だと耳にするが、自身の勤務校でそのような事務職員がいるという話は聞いたことがない。TOEICや資格試験の勉強をしている人も非常に少ない。あまり自分磨きに関心が無いのが大学職員の特徴なのか。

9:00- 会議資料の作成

大学には教授会や各種の委員会など、月イチ開催の定例会議が多くある。会議の多さは大学業界の特徴。自身の勤務校の場合、事務職員はそれぞれ最低1つの会議運営に関わっているはず。こうした会議の資料作成は、事務職員のメイン業務の一つである。基本的には前年の同時期の会議資料を参考に作成すればいいのだが、企画・検討中の事案については教員と連絡を取りながら作成する。文系学部の教員は授業日以外は出勤しない日も多いため、教員との連絡は基本的にメールで行う。教員からのメールの返事は翌日になることが多く、返事がこない場合は自宅に電話したりもする。民間企業出身者としては、このあたりのタイムロスにギャップを感じる。

12:00- お昼休み

昼食は家からお弁当を持ってきたり、近所のコンビニや定食屋に行ったり、その日の気分で。大学ならではの特徴として、学食を利用することもできる。学生にまじって昼食をとっていると、なんとなく異邦人的な感傷に浸れてしまうのは自分だけであろうか。自身の勤務校の場合、学食はあまり安くないので、積極的には利用していない。学食とは別に教職員食堂があり、500円前後でそれなりのものが食べられる。ただ、お偉いさんや教員が多いため、こちらも積極的には利用していない。なお、教職員食堂と言っても、学生や学外者でも利用できる。

13:00- 他部署との連絡会議に出席

定期的に複数の部署が集まる連絡会議が設けられているので、この場を通じて学内に周知したいことを連絡したり、いろいろな依頼を出したりする。

14:00- 課内で打ち合わせ

プロジェクトの進捗状況や、会議資料の確認など、わりと頻繁に打ち合わせを設けている。最低限の仕事だけこなすならば時間はかからないが、やはり皆それぞれ問題意識があるため、ついつい話が長くなりがち。

15:30- 事務作業

そのときどきで雑多な事務作業を抱えているので、それらをさばいていく。官公庁や外郭団体への提出物の作成、業者との連絡、刊行物の原稿執筆や校正、学内データのとりまとめ、人事労務や予算執行等の庶務的業務などいろいろ。

感覚的に、自組織で完結する業務の割合は多くなく、他部署にメールしたり電話したり、返信がなければ督促したり、そんなことをしているうちに時間がどんどん過ぎてしまう。

17:00- スケジュールの確認、見直し

毎週金曜日はその週の仕事の成果と今後のタスクを棚卸しし、次週以降のスケジュールを見直している。自身の担当業務はもちろん、課内スタッフの仕事の状況もあわせて確認している。

17:30- 退社

自身はあまり残業をしないが、残業の有無は本当に人それぞれ。定時キッカリに退社する人もいれば、組合との協定を超える人もいる。ただ、民間企業のように毎月100時間を超えるような残業は稀かと。

退社時間はバラバラなので、仕事後に一杯飲んでいくという文化は無い。自身は転職前に比べて同僚とのノミニケーションが激減し、交際費も多くかからずに済んでいる。

18:30- 帰宅

帰宅後は家事や食事をしながら一家団欒。テレビを見たりネットをしたりして過ごす。入浴は夏でも湯船につかる派。

22:00- 就寝

前述のとおり朝型人間なので就寝は早め。寝床に入ると5分以内に寝入る自信あり。

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