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大学職員の採用と働き方に関する一問一答集

大学職員の採用や働き方についての関心事項を一問一答形式でまとめてみました。

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大学選びのポイント、選ぶにあたって確認した方がいいこと

安定性については偏差値で選べば間違いありません。もちろん大学ごとに特徴や強み・弱みはありますが、結果的に重要指標のほとんどが偏差値に比例します。裏返して言えば、就職先として地方小規模大学を選ぶメリットはほとんどありません。

大学職員の給与水準について

大学職員の給与水準はトップグループで35歳800万円台、2番手グループでマイナス50万から100万くらい、その下のグループは公務員より少し多めの550万から600万くらい、公務員の給与水準に準じている大学もあります。

トップグループはMARCH以上の一部の大学であり、なかなかの狭き門でしょう。2番手グループの中には偏差値40台の大学も少なくありません。

転職してくる人の年代や職業について

20代後半から30代中盤までが多いです。30歳以下を応募条件としている大学も多いので、転職するなら早めの方がよいでしょう。年齢構成の適正化を意図しての中途採用もあるため、年齢条件の指定が無い場合には必ずしも年齢がネックになるとは限りません。わたしの勤務校には40代後半で一般課員として転職してきた人もいます。

転職前の職業・業種は多種多様ですが、わたしの勤務校では営業職が比較的多いように思います。

金融機関で働いてた人が大学職員を目指すにあたって、アピールするポイント

難関大学・金融機関出身のような応募者は数が少ないので採用サイドとしては会ってみたい人材です。多数の応募者が殺到するような大学では、事務局幹部や人事担当者などの面接レーンに回してもらえる可能性もあるでしょう。

ただし、金融機関出身ということを前面に出し過ぎると、志望動機が小さ~くなってしまうと思います。業務効率化だとか収支バランスの改善だとか、「小技で攻める奴」だという悪印象を持たれかねません。業務遂行能力にはそれなりの自信があることでしょうが、お堅い業界の真面目な経験談を聞かされても、聞き手にとっては面白くも何ともありません。

むしろ、あまり具体的なスキルや経験などにフォーカスせず、夢のある話題へと広がるようなアピールを心掛けるべきです。面接官に「人間的にも面白い奴だ」と思われれば、内定はすぐそこでしょう。

中途採用だからこそ求められるもの

大学業界は教員も職員も中途採用が当たり前なので、中途採用だからといって必要以上に気負う必要はありません。改善・改革の意識はとても大切だと思いますが、まずは学内調整の仕方を覚え、教員・事務職員との信頼関係を構築していきましょう(身の程知らずと言われないために重要なステップです)。

大学によって違うと思いますが、休暇や平日のプライベート時間など

公休日の日数については公務員並みか、それ以上です。夏季や年末年始の休暇日数は大学によってかなりの違いがあります。

残業時間については、同じ大学でも部署による違いが大きいと思われます。わたしの勤務校で集計したデータによれば、入試や就職に関する部署の残業時間は突出しています。こうした一部の部署を除けば、繁忙期を除いて定時帰りも可能だと思われます。ただし、生活残業者との付き合い残業をしないことが前提です。

大学職員になって良かったこと、悪かったこと

良かった点・・・教育に関わる仕事はとても奥深いです。わたしは金融出身でしたが、小金持ちの小銭稼ぎを手伝う仕事には辟易していました。また、仕事上の拘束時間が少ないので、仕事と私生活を両立できると思います。

悪かった点・・・前職によると思いますが、わたしの場合は大幅に給料が減りました。ただし、それ以上に価値のあることとのギブアンドテイクなので、あながちデメリットとも思っていません。

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