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早稲田大学の既卒者採用に関する考察

早稲田大学の既卒者採用の応募期限まで残りわずか。この週末で提出書類を仕上げようとしている人も多いのでは。日本を代表する私立大学で働く機会、ハードルは相当高いけど羨ましい限り。そこで、早稲田大学の既卒者採用に関する考察が本日のお題。自己PR書の作成にあたって何らかお役に立てればこれ幸いかと。例によってご関心があれば続きをお読みあれ。

さて、自己PR書の作成云々の前提として、早稲田大学がどのような水準の大学なのかを押さえておきたいところ。業界人から見た早稲田大学のイメージがこれ。

油断の無い優等生。現状の優位性は言うに及ばず、同業者から見ても極めて革新的な大学の一つ。野球選手に例えるならイチローのような存在。

ふつうの私立大学なら10年後や20年後、早ければ5年後の生き残りにも必死なところ。口で「必死」とは言っても、必死の決意に恥じない改革に取り組んでいる大学がどれだけあるだろう。 その対極にあるのが早稲田大学。早稲田志望者ならばWaseda Vision 150には目を通しているかと思われるが、まさに油断無き優等生そのもの。最も現状優位な大学が、業界で最も革新的かつ努力家なのがわかる。 衝撃的なのがこちらの数値目標。「20年後の早稲田大学」と題して多くの目標を掲げているが、注目すべきは学部生9000人削減と、常勤教員300人増。ふつうの大学なら定員確保と人件費削減を目標に掲げるところ、それと真逆の戦略。学部生削減の意図は大学院大学化だろう。大学院教育を中心に据えた国際水準の教育機関になるという意志を強烈に感じる。 数ある私立大学の中で、目標設定の水準が異次元。野球選手に例えるならイチローのような存在だろう。イチローのお眼鏡に適う自己PRをできることが、パートナーとして採用される条件かと。 ちなみに上記の数値目標では、女性事務職員の比率を20年後までに現行3割強から5割へと引き上げようとされているので、早稲田で働きたい女性にはチャンスと言えよう。 一方で早稲田の弱み。それが人材不足。 Waseda Vision 150を描き上げたスタッフの能力は相当なものかと思われるが、その計画を回していく人材が圧倒的に不足している。 その様子をなんとなく理解できるのがこちらのページ。

核心戦略の関連プロジェクト一覧 http://www.waseda.jp/keiei/vision150/project/index.html

WV150(長いので勝手に略称)を実現するための中心的プロジェクトの進捗状況を公表したページだが、リンクをたどっていくと2015年以降の計画がほぼ未定。 複数年計画の目標を達成するには、各年度ごとの緻密な計画と中間目標を明示することが欠かせないハズだけど、そこまでは手が回っていない様子。このままでは結果的としてどのような成果が得られるのか分からない。画竜点睛を欠くとはこのこと。 この弱みに対してどのようなアプローチができるか、それが早稲田側の中途入職者へのニーズかと。将来目線での方針設定は非常にビゴラスだが、具体的な中間目標や計画の立案、すなわち成果への橋渡しができるスタッフが足りていない。加えて言うなら、目指す成果すら明確ではなく、掛け声倒れに終わる危険性もある。 このニーズにフィットするような自己PRを行うことが選考を優位に進める条件かと。転職希望者なら現職(あるいは前職)の企業に、高い目標を立て、ブルドーザーのように計画を進め、しっかりと成果を出す同僚がいるはず。自己PRの方向性に不安がある場合、そういう人の思考や行動の特性を言語化してみると参考になるかと思われる。 また、WV150構想において目指すべき、社会から高く評価される成果とはどのようなものなのか、それを提案しうる未来的思考力も大切。業界未経験で的を射た提案をすることは難しいが、その片鱗を見せることは必須。予測される未来と、その時代に高く評価される大学像を描き、そこへの橋渡しに何ができるかということ。 という感じでつらつら書きつつ、次回もよろしくお願いします。

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「大学とは何か」という書名のとおり、歴史的・法律的・文化的なアプローチから、「大学」のアウトラインを描き出した名著。前提知識無しに読める敷居の低さも推奨の理由です。